お知らせ
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台風・停電に備える在宅療養支援/訪問看護ステーションゆり
2026年9月1日台風・停電に備える在宅療養支援|精神科訪問看護ステーションゆり(福岡) 🌀 秋の防災特集 | 2026年9月台風・停電に備える
在宅療養支援9月は台風や秋雨前線による大雨・停電のリスクが
高まる時期です。服薬の継続と安全な避難のために、
今のうちに備えておきたいポイントをまとめました。
大野城市・春日市・太宰府市・筑紫野市・那珂川市・福岡市(博多区・南区・城南区)対応9月は台風の接近・上陸が増え、秋雨前線による大雨で停電や断水、避難が必要になる場面も出てくる時期です。
精神科の在宅療養では、こうした災害時に服薬が中断してしまうことが、症状の悪化につながる大きなリスクのひとつとされています。停電や避難といった非常時ほど、いつもの生活リズムや医療とのつながりを保つ工夫が重要になります。
今回は、台風・停電シーズンに向けて在宅療養中の方とご家族に備えていただきたいことを、実務的な視点から整理してご紹介します🌧️なぜ「服薬の継続」が防災の最優先事項なのか
災害時は、断水や停電よりもまず「いつもの薬が飲めなくなること」が見過ごされがちです。しかし、精神科の薬を自己判断で中断すると、体調に大きな影響が出ることがあります。
📊 知られている傾向- 厚生労働省は、被災地で服薬治療を中断した精神障害のある方の多くが数週間程度で症状の悪化をきたす可能性があるとして、災害時にも治療の継続が必要であることを繰り返し周知しています
- 災害時はかかりつけの医療機関自体が被災していたり、交通手段が遮断されて通院が難しくなったりすることがあり、手持ちの薬だけで数日〜数週間をしのぐ必要が生じる場合があります
- お薬手帳を携帯していれば、被災地の救護所や初めて訪れる医療機関でも、服用中の薬の情報をもとにスムーズな対応を受けやすくなるとされています
💡 「多少症状が落ち着いているから」と自己判断で服薬を中止・減量することは避けましょう。災害時こそ、いつもの服薬リズムを保つことが、その後の生活の安定につながります。
台風・停電シーズンに注意したい 3つのリスク
1服薬の中断・不足による症状悪化のリスク
台風接近時は外出や通院が難しくなり、停電が長引けば薬局の営業にも影響が出ることがあります。手持ちの薬が少ない状態で災害が重なると、数日で薬が尽きてしまう可能性があります。
💡 実践のワンポイント精神科の薬は、一般的に3日分〜1週間分程度の予備を目安に備えておくことが推奨されています。次の受診で新しい薬をもらったら、予備の薬も入れ替えて「常に新しいものが備蓄されている」状態を保ちましょう。具体的な量や保管方法は、主治医・薬剤師・訪問看護師にご相談ください。📌 参考:「被災地において服薬中断が疑われる精神障害者への対応について」厚生労働省事務連絡2停電時の暑さ・体温調節への影響
9月上旬はまだ気温が高い日も多く、台風による停電でエアコンが使えなくなると、熱中症のリスクが再び高まります。抗精神病薬など一部の向精神薬は発汗や体温調節に影響することがあり、暑さへの気づきが遅れやすい点にも注意が必要です。
💡 実践のワンポイント保冷剤・冷却シート・携帯扇風機など電源不要で体を冷やせるグッズを非常持ち出し品に加えておきましょう。停電が長引きそうな場合は、早めに涼しい避難先への移動を検討することも大切です。3避難生活による環境変化とストレス
避難所などの慣れない環境は、精神科の治療を受けている方にとって大きなストレスになりやすく、症状の変化につながることがあります。周囲に病状を伝えにくいことで、必要な配慮を受けられないまま無理をしてしまうケースも見られます。
💡 実践のワンポイントお薬手帳や病状・配慮事項をメモしたカードを準備しておくと、避難所のスタッフや医療救護班に必要な情報を簡潔に伝えられます。可能であれば、事前に訪問看護ステーションや主治医と災害時の連絡方法を確認しておきましょう。
氏名・住所・生年月日・血液型・緊急連絡先を記入
病院・訪問看護ステーション・必要な薬・特記事項を記入 💡 実践のワンポイント訪問看護ステーションゆりでは、こうした首掛けタイプの緊急連絡カードをご利用者お一人おひとりに記入のうえお渡ししています。災害時はできるだけ身につけていただくのが理想ですが、とっさの時は忘れてしまうこともあるかもしれません。まずはお薬や貴重品と同じ場所に保管しておくことから始めていただくだけでも安心につながります。
非常持ち出し品チェックリスト(精神科の在宅療養向け)
項目 ポイント お薬手帳(紙・電子の両方) 服用中の薬の名前・量・アレルギー歴が分かる状態にしておく 予備の薬(3日〜1週間分目安) 受診のたびに新しいものと入れ替え、期限切れを防ぐ 薬の説明書(薬剤情報提供書) 初めての医療機関でも服薬内容を正確に伝えられる 主治医・訪問看護ステーションの連絡先 停電時も見られるよう紙でも控えておく 病状・配慮事項を記したメモ 避難所スタッフに伝えやすい簡潔な形にしておく 暑さ対策グッズ(保冷剤・携帯扇風機等) 停電時のエアコン使用不可に備える モバイルバッテリー・懐中電灯 電子お薬手帳やスマートフォンの充電切れに備える
災害時に慌てないための ケアの工夫
避けたい対応「症状が落ち着いているから」と自己判断で服薬を中断する/非常持ち出し袋に入れたまま薬を長期間入れ替えない/避難先で病状を隠して無理をする
おすすめの対応予備の薬は定期的に新しいものと入れ替える/お薬手帳や連絡先メモを日頃から携帯する/不安なことは早めに主治医・訪問看護師に相談する
📚 大切な視点災害時の備えは、一度準備して終わりではなく、台風シーズンの前や受診のたびに見直す「習慣」にすることが長続きのコツです。訪問看護の際に、一緒に持ち出し品を確認する機会を作ることもできます。
まとめ:今日からできることをひとつ
✓ チェックリスト✅ お薬手帳を常に携帯できる場所に置く
✅ 予備の薬を3日〜1週間分準備し、定期的に入れ替える
✅ 主治医・訪問看護ステーションの連絡先を紙でも控える
✅ 暑さ対策グッズを非常持ち出し品に加える
✅ 自己判断で服薬を中断せず、不安なことは早めに相談する
よくあるご質問
Q台風による停電が数日続くと、服薬中の方にどんな影響がありますか?
冷所保存が必要な薬の品質管理が難しくなったり、通院や薬局の受診が困難になり手持ちの薬が不足したりする可能性があります。厚生労働省も、災害時の服薬中断は数週間で症状が悪化する場合があるとして注意を呼びかけています。
Q精神科の薬は、どのくらいの量を予備として備えておけばよいですか?
一般的には3日分から1週間分程度の予備を備えておくことが推奨されています。具体的な量や保管方法は薬の種類によって異なるため、主治医・薬剤師・訪問看護師にご相談のうえ準備してください。
Q大野城市・春日市・太宰府市でも、災害時を想定した訪問看護の相談はできますか?
はい。精神科の主治医からの指示書に基づき、訪問看護を行います。訪問看護ステーションゆりは、大野城市・春日市・太宰府市・筑紫野市・那珂川市・福岡市(博多区・南区・城南区)を対応エリアとしています。災害時の備えについてもお気軽にご相談ください。
📚 参考文献・根拠
- 厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部精神・障害保健課「被災地において服薬中断が疑われる精神障害者への対応について」事務連絡
- 厚生労働省医薬局総務課「大規模災害時の医薬品等の取扱いについて」事務連絡
- 東京都保健医療局「被災時の薬の入手方法」
- 各自治体・薬局による「災害時のお薬の備え」に関する解説
- 日本医師会等による災害時の常備薬に関する推奨情報